柴門ふみ氏の
『結婚の嘘』を読みました。

結婚の嘘
柴門 ふみ
中央公論新社
2017-02-19



目次

第一章 結婚観の嘘 
第二章 結婚の誓いの嘘
第三章 夫婦は理解し合えるという嘘
第四章 結婚生活はやり直しができるの嘘 
第五章 結婚生活がうまく行くというHOW TO本の嘘
第六章 老夫婦の絆は深まるの嘘

いやあ、
言ってくれました、
痛快です。

部屋で一人で読んだから
良かったようなものの、
そうそう!そうなのよ~と
読みながら、ウンウンうなずいている私は
傍から見たら
かなりアヤシイおばさんだっただろうな(笑)

妻の立場のモヤモヤの正体は
コレだったのか。

「なんで夫はこうなんだろう?」
じゃなくて
「なんで日本の男性は・・・」
だったんだなあ~。
(私は他の国の男性は知らん)

そういう風に広げると
ちょっと肩の力が抜けたかな。
しょーがないのかあと。


「結婚は互助会だ」
なるほどな~と(笑)

この本には柴門ふみさんだけではなく
いろいろな方のケースや声が
書いてある。

やはり皆さん、
感じているんだな。
夫は妻に対して
悪気がない自己中心的な考え
と。
しかもそれは、
外の人には見せない。
妻にだけ、なのだ。


だから平気で他の人にだったら
しないようなことができるわけで。

仕事だからと約束を破る。
妻の趣味をけなす。否定する。
聴いてる音楽の趣味が悪いとか。

勝手にテレビのチャンネルを変えて、
文句を言えば、そんなくだらない番組、と
さらに追い打ちをかける。

約束を破っても
他人にならあやまるんだろうけど
妻や子どもなら
そんなに悪いと思ってない。

些細な事になぜに腹が立つのか?

私は、夫が妻を一人の人間として
尊重していないことに
腹を立てているのだと思う。

自分のことは棚に上げた夫の偏見で、
意見される数々の暴言。

世界で一人、妻だけだよね。
(あ、子どももか)
こんな暴言吐いたり
ひどい扱いされるのって。
他人には決して言わないよね。
こういう扱いしないよね。
ちゃんと謝るよね。

・・・・と思ってしまうので
ある。

柴門さんは、ここの章は
ちょっと詰めが甘くて残念だった。
もっと突っ込みいれてほしかった。

そして「卒婚」についても
意見を書いていたけど
ちょっと弱いかな。

ここだけは当事者の話を
聞いていないみたいで
自分の考えだけ。

「卒婚は中途半端な選択肢」
「心の問題を先送りしているんじゃないか」と。
「いいとこどり」だと。

そうかな?
私はそうは思わない。
いろいろな形があっていいと
思う。
ひとそれぞれで、
やり方があると思う。

彼女は「やんわり家庭内別居」を
勧めているけれど
それではしんどい人も
いるはずだ。

「離婚か家庭内別居かどちらか」に、
なんで白黒つけにゃならんのか。
「どっちもイヤ」という人もいるだろう。

柴門ふみ氏は
老後は夫を施設に入れるなどもってのほかで
介護にいそしむ予定のようなので、
意外と(?)保守だったんだと感じた。
義父の介護を経験してきた私は
介護施設にかなり助けられたので、
ここは気持ちよく同意はできない。


まとめ☆

前半の、著者がすでに経験してきた部分は
痛快だったが、
後半、まだご自身が経験していない老後の
これからの生き方がテーマになると
ちょっと物足りない感じだった。
あくまで頭で考えた理想論で
私にはあまり参考にならなかった。